北海道支部セミナー(札幌):建築設備コミッショニング協会との共同シンポジウム:CxF(コミッショニング業務受託事業者)登録制度の創設とCxビジネスの展開

最近、省エネルギー化、CO2排出削減の実現において、コミッショニング(Cx)が有効なプロセスであると認識されつつあります。しかしながら、建物オーナーがコミッショニング業務を受託できる適切な組織(コミッショニング業務受託事業者・CxF:FはFirmの意味)を見つけることは、情報が乏しく困難であるのが現状です。そこでNPO法人建築設備コミッショニング協会においては、2015年4月に「CxF登録制度」を創設し、この事業者情報をホームページ等で広く社会に紹介する仕組みをスタートしています。
今回の北海道支部のセミナーは、建築設備コミッショニング協会との共同開催でコミッショニング業務受託事業者(CxF)登録制度や、この制度を利用した先導的なCxプロジェクトの事例について紹介するシンポジウムを開催します。Cxプロジェクトの事例紹介では、Cxプロジェクトに実際に携わった建物オーナーとCxFの双方より、その目的、意義、課題などについて講演を行っていただきます。Cxプロジェクトについては、北海道の事例も含めて紹介しますので、是非、奮ってご参加ください。
主催 (公社)空気調和・衛生工学会北海道支部
共催 NPO法人建築設備コミッショニング協会
後援 (一社)日本建築学会北海道支部、(一社)建築設備技術者協会北海道支部、(一社)電気設備学会北海道支部
日時 平成28年3月4日(金)13時30分~17時20分
会場 札幌市立大学サテライトキャンパス(札幌市中央区北4条西5丁目アスティ45ビル12階)
定員 40名
参加費 1,000円
CPDポイント 1時間1ポイント(ただし、休憩時間は除く)

プログラム
1.シンポジウムの趣旨説明
吉田治典(建築設備コミッショニング協会理事長、京都大学名誉教授)
2.CxF登録制度の概要
松下直幹(建築設備コミッショニング協会・CxF登録制度立上WG主査、アレフネット 部長)
3.CxF登録制度を利用したCxプロジェクトの事例紹介
3.1 長崎県庁新庁舎建築工事のCxプロジェクト
オーナーとして 高屋 誠(長崎県総務部県庁舎建設課 参事)
CxFとして 葛 隆生(北海道大学大学院工学研究院 准教授)
3.2 京都駅ビルのCxプロジェクト
オーナーとして 髙浦敬之(京都駅ビル開発(株) 常務取締役)
CxFとして 吉田治典(前出)
3.3 虎ノ門ヒルズのCxプロジェクト
オーナーとして 大森一郎(森ビル(株) 設計統括部 設備設計部 参与)
CxFとして 大串辰雄((株)日本設計 環境・設備設計群 副群長)
4.北海道のCxプロジェクトの事例紹介
4.1 帯広信用金庫中央支店他の冷暖房設備性能実証評価 半澤久(北海道科学大学 寒地環境エネルギーシステム研究所 所長)
4.2 北海道科学大学の「見える化」システム導入とその活用 半澤久(前出)

申込方法 「北海道支部セミナー参加申込」と標記し、住所、氏名、勤務先、電話番号を明記の上、2016年2月26日(金)までに下記申し込み先までFAXまたはE-mailにてお申し込みください。
申込先・問い合わせ先 (公社)空気調和・衛生工学会北海道支部
〒060-8628 札幌市北区北13条西8丁目
北海道大学大学院工学研究院 空間性能システム部門 空間性能講座
電話(011)706-6284 FAX(011)706-6284
E-mail:katsura@eng.hokudai.ac.jp